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会長挨拶

令和6年 新年のご挨拶
辰年 変化を捉え、未来を拓く年に!

公益社団法人山形県看護協会
会長 若月裕子

会長挨拶  新年あけましておめでとうございます。
 最初に、元日に発生しました令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
 未だ安否不明の捜索が続き、孤立している集落やライフラインが確保されない状況に自然災害の恐ろしさ、どこでも、いつでも起こるかもしれないと実感しております。
 日本看護協会危機管理対策本部では、県看護協会、厚生労働省と連絡を取り合い、1月5日から災害支援ナースの派遣を開始し、27都道府県より連日88名の災害支援ナースが石川県で活動しています。現在、山形県には災害支援ナースの派遣要請はありません。
その他、県内のDMAT、DPAT、日本赤十字救護班、保健師、所属協議会など要請を受け被災地域で支援活動に尽力されている看護職の皆さまに心から敬意を表します。
 さて、昨年5月8日より新型コロナウイルス感染症が5類となり日常が戻りつつあります。しかし、看護職は常に感染対策を行いながら多忙な業務に奮闘する日々が続いており、改めてすべての看護職の皆さまに敬意を表するとともに感謝申し上げます。国や県では、国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがある新興・再興感染症の発生及びまん延に備えるため、病床・外来医療の確保、保健所や検査体制の強化等の準備を行っています。
 また、地域包括ケアシステムには、看護職の専門性を発揮し活躍できるよう、病棟・外来・退院支援部門の人材の育成と地域の他職種連携が必須です。そこで、2023年度は、退院支援に関する研修を3回シリーズで開催し、グループワークの中で地域によって課題が異なることがわかりました。2024年度は、庄内、最上、村山、置賜の4地域において、宇都宮宏子先生を講師とした在宅療養移行支援研修を企画しています。“どんな状況でも、この地域で最期まで暮らしたい”方々を支援する方法についてスキルアップし、看護職としての専門性を発揮できることを期待しています。
 本年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」 すべてに光が当てられ、大きく変化していく年とし、今まで頑張ってきた“努力が認められる、気づかない才能が開花する”明るい兆しがあります。
 今年も皆さんと共に、健康で充実した1年を過ごせることを祈念して、年頭の挨拶としたいと思います。皆で力を合わせ、変化を捉え、未来を拓く1年としていきましょう。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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