会長挨拶
巳年 あらたな価値を生み出す年に!
公益社団法人山形県看護協会
会長 若月裕子
皆様には、当協会事業推進に向け、ご支援を賜りまして心より感謝申し上げます。
さて、地域包括ケアシステムを推進し、ひとり一人の看護職が、専門性を発揮し活躍できる事が期待されています。そのため、当協会では、①看護の質の向上 ②看護職が働き続けられる環境づくり ③看護領域の開発・展開 この3つを使命として取り組んでいます。
2025年問題に向け取り組んできた重点事業についてご紹介いたします。
特定行為に係る看護師の研修制度 の活用推進に、県や関係機関と連携して取り組んでいます。県内では82名の研修修了者がいて、地域の内訳は、村山38名、最上4名、庄内23名、置賜17名となっています。(令和6年3月時点) 特定行為は診療の補助に含まれる行為として、21区分38行為が特定され、医師や歯科医師が作成する手順書により、タイムリーかつ迅速な対応が受けられるため、在宅等の療養や医師偏在の地域などで、患者にとって大きなメリットがあります。さらに、医師の働き方改革推進や看護職の役割拡大として、今後の活躍が期待できます。
同時に、高度化・専門分化が進む医療の現場や、複雑で解決困難な課題に対し専門性を発揮している、専門看護師26名、認定看護師179名、精神科認定看護師29名、認定看護管理 者49名も活躍し、患者さんに看護を届けています。認定資格の取得には、一定期間の研修 の受講・認定資格審査受審が必要となります。
令和7年の干支は巳年、再生を意味し縁起良く、成長や変革の年とされています。 今までの取り組みを基盤に、さらに発展させ、あらたな価値を生み出す絶好の年になりそうです。充実した1年になりますことを心から祈り新年の挨拶といたします。
どうぞ今年も宜しくお願いいたします。