会長挨拶
令和5年 新年のご挨拶
~変化の波に挑み成長する~
公益社団法人山形県看護協会
会長 若月裕子
皆様には健やかに新年をお迎えのことと思います。
旧年中は、本会事業に多大なるご支援、ご協力を賜りましたことを心から感謝申し上げます。
コロナ禍4年目となり、感染力が非常に強いオミクロン株による第8波では、今まで以上に保健・医療・介護の現場が厳しい状況となっています。それでも県民の健康回復に向け、それぞれの立場で最善を尽くされている看護職の皆さまに心より敬意を表します。
少子高齢化の課題を見据え、行政機関のデジタル庁が2021年9月1日に発足しています。社会全体でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を急激に加速する方向性で、医療DXにおいても、病院や診療所、薬局、訪問看護ステーション等の医療機関での、最新のテクノロジーの活用が始まっています。 情報の共有により、アレルギーや薬の飲み合わせリスクの回避ができたり、患者さんやご家族、そして医療従事者にとって新たな価値、環境改善、医療サービス向上が期待されています。身近なことでは、厚生労働省は2021年10月20日からマイナンバーカードに保険証機能を持たせる保険証利用を稼働し、さらに政府は2023年4月より従来の健康保険証での受診料と差別化を図る方向を示しています。
皆さま、マイナンバーカードの作成はお済でしょうか。 保健師・助産師・看護師・准看護師の免許番号登録や就業状況届け出などの活用も進みますので、ご準備いただきますようお願いいたします。看護職には変化に強い対応力が培われておりますので、新たな時代の波にアンテナを高くし、情報をキャッチしながらDXを取り入れてまいりましょう。
地球環境の変化や気候変動など、私たちにさらなる試練を与えるかもしれません。医療と生活の両面の視点を持つ看護職の力・専門性を遺憾なく発揮し、いかなる状況でも、ともに乗り越えられることを願っています。
2023年の干支は、癸卯(みずのとう)です。「癸」と「卯」の組み合わせから、これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になるといわれています。
本会事業におきましても、皆さまと共に前進し成長できるよう挑んでまいりたいと思います。
皆さまにとって充実した一年となりますことを祈念し、新年の挨拶といたします。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。